※真魔導設定
世界が崩れる・・・・
崩壊する・・・・
『それでも…』
「サタン様・・・・」
そう言って来たのはルルーだった。
「もうすぐ、終わるのですね・・・。あの子が、アルルが勝ったのですね・・・・?」
寂しげな顔でルルーはサタンに問う。
「ああ。そうだ。」
サタンは涼しげに言うが、その顔は俯いている。
それも・・・凄く寂しそうに。
「サタン様。サタン様はまた、世界を・・・。私達をお創りになるのでしょう?」
「ああ。」
「だったら・・・、何故そんな寂しそうな顔をするのです・・・?また、会えるというのに・・・・」
「違うのだ。ルルーよ・・・。私が創るのはお前ではない。」
「え・・・・?」
「私が創るのは・・・・お前の幻だ。似ているモノを創ってもそれは決してお前ではないのだ。同じではない・・・・・・。」
自分で愛する者を創っても、それは同じではなく、ただの幻だ。
そう思っているから、寂しいのだ。
サタンがそう思いながらルルーを見つめる。
すると、ルルーが消え始める。
「ルルー?!」
サタンは必死に手をのばすが、その手はルルーには届かなかった。
「サタン様・・・・。私は、消えるのですね・・・・。ですが忘れないで下さい、憶えておいて下さい・・・・・私は貴方を愛していますわ。消えても・・・・私は貴方を愛していますから・・・だからそんな寂しそうな顔をしないで下さい・・・。」
「ルルー・・・・」
ルルーは消えた。
創造主が倒れたことによって・・・・。
「ルルーよ、私は愛しているぞ・・・・。例え、もう一度創ったものが幻だったとしても・・・・」
それでも、私はお前を愛している。
~fin~
あとがき
初!サタルル小説!!
って・・・・初めてですよね?私がサタルル小説を書くのは・・・。
まあ、いいか(オイ
初めてですので、色々とツッコミ所がありますと思いますがそこは目を伏せていただくと嬉しいです^^;
これはえと・・・・ハイ、500年経っていますが、ルルーはサタンの魔導によって延命しているという事にしておいてください。
ではでは、ここまで読んでくださった方、有り難うございましたv
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